SPECT検査
SPECT検査(単一光子放出形コンピュータ断層撮影)はPET検査に似ています。これらの検査では体内の3次元画像を撮るために特別なカメラを使用します。SPECT検査は、体内の各組織への血流や化学反応に関する情報を得るのに有効です。SPECT検査は、脳腫瘍と骨のがんの診断や治療後の経過観察によく用いられます。
SPECT検査は、静脈に少量の放射性の造影剤(トレーサーと呼びます)を注入して行います。トレーサーは血流にのって腫瘍が活動している部位へと移動します。トレーサーが注入されてから画像を撮影するまでの間、患児は撮影用の台の上で動かずにじっと横たわっていなければなりません。
SPECT検査の準備のために必要な指示を必ず確認してください。例えば、食事に関して従うべき特別な指示があります。また、お子さんに鎮静剤を投与する必要がある場合には、他にも指示があるかもしれません。