今すぐにできること

必要なことや、やりたいことをリストにしましょう

 必ず聞かなければならない医学的な疑問、患児のきょうだいや家事のこと、誰かへの伝言などです。
  “やることリストに挙げた内容があまりにも多ければ、その日のうちに片付けてしまいたいことを1つか2つだけ選びましょう。自分にとって一番大切なことだけを選んだら、「他は後回しでも大丈夫」と思うようにしましょう。

リラクゼーション・エクササイズ

 簡単なエクササイズを紹介します。

  • 深呼吸、もしくは腹式呼吸をしましょう。
    くつろげる場所に楽な姿勢で座り、鼻からゆっくりと深く息を吸いましょう。
    風船の様にお腹が膨らんだら、息を吐きながら筋肉をリラックスさせましょう。
    息を吸ったり吐いたりしながら、「1、2、3、4」とゆっくりと数を数えます。
    「穏やかに」や「力を抜いて」というような言葉を思い浮かべるとリラックスする、という人もいます。
  • 静かに座れる場所を見つけましょう。
    目を閉じて、自分がとてもリラックスできる場所にいる、と想像してみましょう。
    何か見えますか? 聞こえますか? 触れますか? 匂いがしますか?
    数分間でも、五感を使って身体をリラックスさせましょう。

気持ちを落ち着けるための考え方

 多くの親が、何を考えると気持ちが落ち着くか、を教えてくれました。

  • がんは治療可能な病気で、多くの患児が治癒している。
  • わが子は素晴らしいケアを受けている。
  • 自分たちはとても良い病院にいて、同じゴールに向かって全員で頑張っている。
  • この病院では、大勢の患児のがん治療に成功している。
  • 小児がんの治療法は、常に新しい情報が出ている。
  • 小児がんの治療法はこの30年間で飛躍的に向上していて、自分達がこどもだった時と同じではない。
  • 自分の道のりは他の親も歩いてきた道で、希望がある。
  • 自分の人生で感謝していること、誇りに思うこと、その他の思いや希望を挙げてみよう。
  • 信頼できる人、気持ちを打ち明けることができる人は誰だろう。

 インターネット上で日記やブログを書くのもよいでしょう。ブログを介して友人と連絡を取りつづけることができる、という人もいます。自分がどうしているかをいつでも書くことができ、時間があるときには支えてくれるようなメッセージを読むことができます。

日本語版更新:2020年10月
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